第7回 社会的交換理論

  • 友人関係について

青年期は親よりも友人を重要にして過ごしていくのは,反抗期にも関係しているのかなと思いました。

見た目,性格がまったく違っていて,相性がとても悪い人同士が仲良くなる例はありますか?

男子と女子では友人関係は一緒なんですか?

友人ができることで自分の世界が広がるという経験をしたことがあるので,今回の授業はまさしくそれだと思いました。

自己開示は心的健康と関係しており,親しい友人に自己開示できているほど学校生活を円滑に過ごせるということがわかった(根本・西尾, 2001)。このことは「不登校」「引きこもり」という問題の解決につながると私は考えた。自己開示を行う程度と心的健康の影響について疑問を持ったので,これから調べていきたいと思う。

友人関係に内包されている「道具性と情熱」に対して,恋愛関係でも出てきたコミットメントとボンドテストが似ているところがあるなと思った。似てる。

周りの人たちや友達の生き方が自分の生き方のモデルに成っているとわかったが,周りの友達が不良だったりすると,そっちに流れることがあると聞いたことことがある。そういうのもモデル機能ひとつですか?

青年期の異性関係は恋愛を抜きにして,男女間の友情は成立しますか?

  • 社会的交換理論の観点について

利得最大化の原理がある一方で衡平の原理と返報性の原理があるのは不思議だと思った。でも,選択比較水準が存在するなら自分の最大の得となる利得最大化の原理は特に強いのではないかと考えた。

私たちが友人関係において得られるより利益が多いほうが良いのは納得できたが,関係を維持したいという点で疑問に思った。より利益を得たいならギブ&テイクを重視し,短期的ではあっても利用し合うほうが維持するために費やすコストや労力がかからず楽なのではないかと感じた。集団でいることで外敵から身を守るという進化的な面から見たメリットもあるが,そこも一次的な協力でもよいのではないかと思った。

虐待を受けている子は親をかばおうとすると聞くが,上手く依存ができない場合,友人関係に移行できるか。できなかった場合その子のアイデンティティは確立されないままおとなになるのか。これと虐待を受けた子は自分の子に虐待するという話につながるのか。

DVを受けている人が,またDVをする人のもとに戻っていしまうのは,DVをする人はDVをするとき以外はとても優しく,自分に様々なことを与えてくれるし,他の人との関係を持っても,そこまでの優しさを得られないと考えてしまうからではないだろうか。

DVや虐待を受けている人は,満足度が高いというよりも選択比較水準があまりに低いのだとわかった。日本人は謙虚すぎる面もあるので,外国と日本との関与度を比べたら,日本のほうが高いのではと思った。

投資モデルの観点から考えるのも,満足感とかを数値で表すことができるわけでもないし難しいと思いました。

 

 

カテゴリー: 心理学概論B2018 パーマリンク