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配偶者保持戦略,短期的配偶戦略,性淘汰について
配偶者保持戦略も嫉妬を引き起こす状況も異性へのアピール方法にしても相手が求めるものに沿っているところが面白かったです。ひいては,女性は養育しているための資源の確実さ,男性は不正を確かめることを究極要因として求めていて,それだけ繁殖や生存は進化にとって大事であって,それをより確実にするために必死になって様々な手をつくしているのだなと思いました。
最近は女性が一生懸命働いたり,男性が主夫をしたりすることが少しずつ増えているので,手の尽くし方が少し変わる時代がいつか来るのかなとも想像しました。
生物は自分の子孫を残すために,様々な戦略を遺伝子のレベルで備えていることがわかった。相手に何を求めるかで女性は,男性の経済力など,ひと目見てわかりにくいものを,女性はひと目でわかるものを求めることがわかった。女性はひと目でわかりにくいものを異性に求めるので,コミュニケーション能力が高い人が多いのではないかと思った。男性は経済力などを求められることがわかっているので,闘争本能が高い人が多く,嫉妬しやすいのではないかと思った。
関係が脅かされた時,女性は身づくろいをするというのがめちゃくちゃ納得しました。男はライバルを蹴落とそうとして,女性はライバルよりも可愛くなろうと自分磨きを頑張るというように性別によってやり方が違って面白かったです。男性は資源誇示で女性にアピールしているということですが,金目当ての女性が寄ってくることが男性にとって嬉しいってことですよね!?そんなんでいいんですね…
男は女性に身体的魅力を求め,女性は男性に経済力を求める傾向があることがわかった。このように恋愛をより分析的に考えると,恋愛というものがそれほど素晴らしいものとは思えないような気がした。また,やはり異性という生物は,同じ人間だけれど,まったくと言っていいほど違うものだと感じた。だからこそ異性とわかり合うのは難しいのだと思う。
浮気グセは直らない,病気だと言われているように,浮気を繰り返すのはなぜだろう。役所で働いているはとこが「婚姻届の割合が1だとしたら,離婚届は3くらいの割合で出される」と言っていたのを思い出し,どうして浮気・不倫・離婚は増えているのだろうと思った。